教育実習と同じく年度をまたいで準備が必要な必須体験です。事前指導に必ず出席せねばならず、事後レポートも義務づけられています。非常に厄介なモノです。
日大通教の場合、年度内に4回、事前指導のスケジュールを確保しています。そのうちの都合のいい回に参加します。内容は「心構え」、「注意事項」、「申込みの流れ」、「事前レポート」など丸1日を費やし講義が行われます。
さて、介護等体験は平成10年に施行された比較的新しい法令です。目的は、「人の心の痛みのわかる人づくり,各人の価値観の相違を認められる心を持った人づくりの実現に資すること」(引用『介護等体験特例法の施行について』より)ですが現実はかなり隔たりがあるというのが、私の実感です。
私が「隔たりがある」と感じた理由は、社会福祉施設で体験したときに「就労体験なんでしょ?」と言われたことです。受け入れる側の認識が就労体験、つまりインターンといった認識なので、私たちの体験内容はそれに準したものとなります。正直、この言葉で体験する気が失せました。確かに、体験生のすることはインターンのそれと同じであるが、私たちが学ぶことは、「どのように個々を理解するか」、「どのように個々の対応を検討するのか」、「家族とどのように連携をとっているのか」などといった入居者に対して、普段の生活もしくはそれ以上の生活を過ごしてもらうための着目点や工夫、要は問題解決の手段だと思っている。私はこのように考えていたために、インターンと言われてやる気が失せた。
どうも介護等体験の目的がはっきりしない。特に社会福祉施設ではインターンと同等の扱いだ。しかも、5日間施設では体験が義務づけられている。苦痛以外のなにものでもない。ただただ、目の前の仕事をこなすだけの 5日間。正直、こんな内容ならないほうがマシだ。体験終了後のレビューもない。書類を受取り、「お疲れさん」だとさ。
反面、特殊学校での体験は有意義だった。私が持っていた問題点と現場の先生方が持っていた問題点が合致し、生産的な話し合いができた。具体的な内容はこの場では避けたい。そして、終了後のレビューも2,3時間行った。
介護等体験は受け入れ施設の当たり外れが大きくモノをいう。体験者の話を聞くと、様々な答えが返ってくる。運で体験の満足度が左右されるのは如何なものかと思う。トータルでは介護等体験の満足度は高いが、制度を改めなければいけないと思う。正直、老人保健施設での体験は必要ない。障害者訓練施設で体験した人の話を聞くと、私が特殊学校で得たような感想を多く聞くことができた。社会福祉施設の体験は、障害者訓練施設で行う方が有意義なものになると個人的には思う。選べるのであれば、そうしたほうがよいとおもう。
介護等体験
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